豊富なケーススタディを挿絵付で説明しており臨場感抜群。一気に読んでしまいました。
サッカーにおける戦術とは、単なる数字を羅列したシステムのような“カタチ”ではなく、
自ら考えること。(結果として、システム≒尺度となるフレームに当てはまるという考え方)
要素としては2点あって、これらをどれだけ高いレベルでバランスさせることが出来るか?
という著者の意見には全く同感です。
■ 勝負強さを下支えするプレー ⇒ 決まり事(戦術)が大事。※特に守備
■ 組織を超越するリスクプレー ⇒ 創造的なルール破りが必要。 ※特に攻撃
著者の持論として、「サッカーは自由であるべき」という発想がベースにあると思っています。
例として挙がっていますが、よく言われるトライアングルの形成についても、
トライアングルを作ること自体が目的なのではなく、人とボールが有機的に動いた時、
あくまで、結果として形成されるものである。
それは、常に動的なもので、瞬間的に出現し、消え、再構成される・・・。
そんなダイナミックかつ不確実な状況下で、プレーヤーに求められるもの、
それは決して、厳格ルール化された“カタチ”ではなく、個の力&発想ということなのでしょう。
<池田書店/湯浅健二著> サッカー戦術の仕組み